車検について
皆様お盆はどうお過ごしでしたか?海に行ったり、山に行ったりと車を使用する頻度が多かったのではないでしょうか?
今回は、よく忘れられがちな車検についてご紹介しようとおもいます。
車検とは?
車を持つ上で必ずしも経験する車検。詳しくご存じのかたも、そうでない方もいらっしゃるとおもいます。
まず、車検ですが、正式名称を「継続検査」言います。車検とは、国が定める検査を受け合格することで次の期間内に日本の公道を走ることができ、国も自動車が保安基準に適合しているかどうかを一定期間ごとにチェックすることができる。それが車検です。
車検の検査項目は?
車検を受けるさいには、8つの項目において検査をおこないます。
同一性の確認
車検証や申請書類が記載事項と同一であり、車両も同一のものであるかの確認。
エンジン番号や、車体番号に不備が無いかの確認もここで行われます。
外回り検査
自動車の外観(車体・灯火類など)に不備が無いかの検査。
ウィンカーや、ヘッドライト、ワイパーなどの確認。
サイドスリップ検査
前輪タイヤの橫滑り量(直進安定性)の確認。
ブレーキ検査
前輪・後輪・駐車ブレーキの制動力の確認
スピードメーター検査
実際の速度と、速度表示機器との誤差の確認
ヘッドライト検査
ヘッドライトの光量・光軸が基準内であるかの確認。
排ガス検査
排出ガスのCO(一酸化炭素)と、HC(炭化水素)の濃度の量の確認。
下回り検査
車両下部の不具合(舵取り装置、オイル漏れなど)の確認。
このすべての項目に合格することによって、車検証、ステッカーの発行となり、公道を走ることができるのです。
車検切れによる罰則
もしも、車検が切れたままの自動車やバイクを運転していたら、重い罰則の対象となってしまいます。
●車検が切れた車両を公道で走らせた場合(無車検車運行:道路運送車両法違反)
違反点数6点(前歴が無い場合)
30日間の免許停止
6カ月以下の懲役または30万円以下の罰金
懲役刑が科せられるほど重い罰則となります。くれぐれも車検が切れてしまっている状態での運転はしないでくださいね。
終わりに
運転をする、車を持つということは、それ相応に責任も課せられるということです。無責任な運転や、車両管理のできていない車両での走行はその責任を果たさずただただ、凶器を走らせているのとかわらないのです。
車両を運転するさいは、免許証、車検、車両の保険など、しっかりと確認をし運転を行ってください。