車も日ごろから点検・整備
猛暑も続き皆様体調などは崩されていいませんでしょうか。
今回は、皆様の愛車を長くそして故障無く乗っていただくためにも、日ごろの日常点検について少しふれておきたいとおもいます。
日常点検とは
「自動車の使用者は、自動車の点検をし、及び必要に応じて整備をすることにより、当該自動車を保安基準に適合するように維持しなければならない。」
と、道路運送車両法大47条「使用者の点検及び整備の義務」では掲げてありますが、簡単には自動車を所有・使用する場合所有者・使用者は、
その車両を適正な状態で維持する責任がありますということです。
適正な状態で管理されていない車に乗るということは、自分の命はもちろんのこと大切なひとはたまた見ず知らずの他人をも巻き込んでの事故や、故障のリスクを増やす要因
となりかねません。そのためにも日常点検において、日ごろから自分の車の状態を把握しておく必要があるのです。
日常点検の項目
日常点検には大きく3つ項目があります。
⒈エンジンルームの確認
⒉車のまわりを回って確認
⒊運転席に座って点検
⒈エンジンルームの確認
エンジンルームの確認は必ず始動前の、エンジンが冷えている状態で行ってください。
点検項目は
ウィドウォシャー液の確認
ブレーキオイルの量や色の確認
バッテリー液の量の確認
冷却水の確認
エンジンオイルの量や色の確認
以上の5項目の確認を行うことをお勧めしてます。エンジンオイルや、ブレーキオイルなど交換時期に気づかず使用しているケースも多くみられます。
古いエンジンオイルの使用は燃費を下げ、最悪の場合エンジンの焼き付きの原因になりかねない危険もありますので、小まめな交換をおすすめします。
⒉車のまわりを回って確認
次に外装の確認です。確認事項は大きく分けて4つ
タイヤの空気圧の確認
タイヤの亀裂や裂傷、不自然な摩耗が無いかの確認
タイヤの溝の深さの確認
ランプ類の点灯、点滅。汚れや損傷の有無の確認
以上4つの項目です。タイヤの空気圧は、ガソリンスタンドでの給油時に確認していただくといいでしょう。高速道路を走行する前などは空気圧をしっかりチェック、適正な空気圧にすることにより、タイヤのバースト(破裂)のリスクを下げることができるのです。
⒊運転席にすわって点検
実際に操作を行う箇所の点検です。
エンジンのかかり具合と異音の確認
アクセルペダルを踏みエンジンの加速や減速の確認
ブレーキペダルの踏みしろ、効きの確認
パーキングブレーキレバーの確認
ワイパーの動きや拭き取りの確認
以上の5つの項目です。特にブレーキ関連のチェックは日ごろ乗っている愛車、少しでもおかしいな、効きが悪いなと感じたら早急に整備することをお勧めします。ブレーキの故障は命を落とす原因になりかねませんからね。
おわりに
夏も本番、海に山、花火やお祭りなど旅行シーズンです。日ごろの点検を行うことは、こんな楽しい時期を嫌な思い出に変えないための保険でもあるのです。
少しでも、一日1時間でもいので自分の愛車の状態を確認する時間を取ってみてはいかがでしょうか。
そして少しでも、日ごろと違うと感じた時には後回しにせず、点検に出されることをおすすめいたします。